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<女性向・18禁>
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一枚隔て外界に放たれることのかなわない自身の苦悩のようなことを書いた本を読んで‘命は二の次・・’の言葉を思い出しました。
(以下ネタばれ)





赤木さんは若い頃からそのあたりは‘ただ死ねばいい’の言葉どおりとうに超えてしまっていましたね。‘どうにもならない博打好きの血’とは19歳でしたか。すでに彼が憑かれていたのは死の淵に近づく行為・・。
あれだけ生命のやり取りに明け暮れた彼が、晩年になってその才と精神を奪われ、他の誰によってでもなく彼自らの手で幕を引くことになる訳ですが、あの仕打ちは漫画の都合上といえ酷なものです。‘無念を愛していた’は彼の中ではとっくに決着がついているかのように窺えて実はとんでもなく深い人生に対する未練みたいのが顕れていて、すべてを受け入れたように見える彼がそれでも‘俺もそんなことを考えないわけじゃなかった’とうつむいてつぶやくシーンにはもうなんと言ってよいやら・・

しかし終始うつくしい表情をしていますね。生命は永遠とした人が死に逝く強みなのか・・
昔聴いた‘大天使のように’という歌にたしか、
‘去るあなたはうつくしいわ いかないでと縋るわたしより’
‘フロントガラスを降って流れる涙’‘もう一言もいえなかった私’
というのがあったような。ブクオフで初読みをしていたまさに私。今も読んだ日はその状態です。
あんなうつくしい顔で‘もう逝かなくちゃ’と言わせてよいものか・・
最期まで赤木さんは赤木さんのままでいられたのだと言い聞かせる一方で、
あれだけ心からの言葉を尽くして引き止めた天さんを置いて逝くのを
ちょっと許せない気持ちもあるのです。

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2007年6月開設。

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